効果がない意味も無い悪化しただけのカウンセリングを振り返って気づいた13のこと
利用者のわたしが、実際に受けた効果がなく悪化しただけのカウンセリングを振り返って気づいたことを書いていきます。なぜ続けてしまうのか、続けてしまうとどうなるのかを詳しく書いているので、やめるための参考になるかもしれません。
うつの人は自分を責めている。責めすぎている。もっと怒っていい。
あるいはPTSDにもよくあることみたいですが、加害者に対して否定的なジャッジメントを行うだけでなく、自分自身に対しても否定的なジャッジメントを行ってしまっています。自分を許せていない。
ああすればよかった、こうすればよかった、そうできなかった自分を責めてしまっている面がある。人間ってもっと不合理で調子に波のある生き物のはずなのに。
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【書評】水島広子「トラウマの現実に向き合う―ジャッジメントを手放すということ」が治療者から受けたトラウマを抱える人にとっての超良書だった。
まあ、自分の話でもあるんですけどね。なので、それを解きほぐすべく、大きく悪化したカウンセリングを振り返って気づいた内容を書いていきます。
なぜわたしは臨床心理士の意味の無いカウンセリングを素早く中断できずに、約半年間も続けてしまったのか、その13要因
改めて振り返ると、13の要因に分解できました。
当時すでに、医師にうつ病と診断されていました。そのためもともとの性格とは別に、一時的な変化が起きていました(もともとの自分と一時的な変化を分けるべきだということは、上記で示した関連記事の本に示されていたので改めて強調しておきます)。
- 自分に自信がなかったから。他人より自分が間違っているんじゃないかとまず考えてしまう。
- 何をやってもなかなか効き目を感じられなかったので、効き目がない悪影響のあることでも続けてしまった。
- すでに傷ついていたので、何に癒され、何に傷ついているのかは時間が経たないとはっきりとしてこなかった。
- もともと、真面目すぎる性格。有益なことなら、苦難に耐えてでもやり抜くべきだと思っていた。
- そもそも、カウンセリングという行為自体が、すぐに効果が出ないと思い過ぎていたから。
- これらの自己否定の傾向が、カウンセリングの中でさらに悪化していったから。
- うつで精神的なエネルギーが低下し、頭の回転がにぶっていた。人は何かをやめるのにもエネルギーを使う。そのエネルギーがなかった。判断する気力がなかった。
- 相手を論破したい、証明したいという気持ちが強かった。煽り耐性がなくなっていた。これも自信がないから、確かなものが欲しかった。(論破して、相手の見立てが間違っていたことを示してから避難した。そのときの相手の動揺っぷりはかなり笑えたけど、本当はもっと早い段階で離れるべきだった。首にすべきだった。関連: 【体験記・長文】傲慢で性格の悪い臨床心理士(カウンセラー)は、使えない )
- そのとき、周りに頼れる人がいなかった。
- これは精神的な自傷でもあったと思う。
- 試行錯誤の途中。色々試していた。どれが効果があって、どれに効果がないのかをじっくりと見極めたかった。「効いた!」という状態をよく知らなかったので、「失敗」を見極めるのに時間がかかった。
- 臨床心理士の異常性や歪みは複雑な形をしている。嫌悪感はものすごいが、その原因はある程度時間が経ってからでないとわかりにくかった。
- 心の傷は、時間が経ってから痛むことがある。混沌としていて、何に傷ついていたのか、時間が経たないとはっきりしてこないことがある。
以下、さらに分析していきます。
後になって振り返ると、臨床心理士(カウンセラー)がよく使っていた言葉ややり方が、すごく嫌いになっていた
まず一つ、臨床心理士(カウンセラー)はよく同意や共感を求めてきます。それがすごく嫌いになった。他の人からでも同意を求められるのが嫌になった。以前はそんなことなかった。
さらに、いくつか嫌いになった言葉がある。
例えば、「ちゃんと」と言う言葉が嫌いになった。「こうすればちゃんと出来るよ」「ちゃんとすれば効果があるよ」という臨床心理士の発言の中には、「あなたはちゃんとしていない」「お前は間違っている」という意味が含まれていた。カウンセリング以前は、とくにこだわりはなかった。
あるいは、自分が「未熟な人間として扱われること」がすごく嫌になった。
実際、未熟な人間だと自分でも思うし、人間誰しも完全ではなく未熟さを持っていると思うけど、それでも嫌になった。カウンセリング以前はたいていの場合、笑って流していた。
それは臨床心理士に「老害的な誹謗中傷」を言われ過ぎたからだった。かなりの試行錯誤を時間をかけてやってきて適性がなかっただけの分野のことを、「お前がやっていないから、経験不足だから出来ないんだ」と一言で切り捨てられた。何度も何度も繰り返して言われた。
(それについても、特別なことはせず、もちろん臨床心理士がごり押ししてきたようなことはせずとも、病状が回復するにつれ自然とできるようになっていたので、やはり一時的なうつの症状だった。つまり「誤診」だった)
それは実際の状況とは明らかに違っている臨床心理士の事実誤認であり、歪んだ思い込みであったが、どんなに丁寧に説明しても聞く耳を持たれなかった。根拠もなくこちらの発言を嘘や誤解だと確信しているようだった。どんな馬鹿でもわかるように説明すれば少しは話が通じると思っていたが、想定外の並外れた馬鹿がいたようだった。
最後に、「褒められること」が嫌になった。
それは、臨床心理士が安直すぎるご機嫌取りでこちらをコントロールしようとしてきたことが不快で仕方なかったからだ。イルカかサルを調教しているかのようだった。どれだけ自分という人間の言葉に価値があると勘違いしているんだか。
そして、こちらを洗脳し、自分を尊敬させ、「自分より無能な、自分と同じ考えを持った人間」に仕立て上げようとしていたからだ。
大抵の場合、これらの行為や言葉(あるいはその背後にある理論)よりも、臨床心理士が曲解して悪用していることが悪いので、そこはしっかりと区別しておかないと辛くなる。でないと無駄に敵が増えるので。
(以下、少しの間だけ話が逸れます)
臨床心理士って、本当にカウンセリングルームに何しに来てるの…。初歩の社会性すら欠いていてコミュニケーション能力が低く(自分の思い通りにいかないと、自分の意見に同意しないと、すぐ喚き散らす。自分を客観的に見れず、自分が間違っている可能性を検討できない)、人と話したり関係を築くのが苦手な様子だったけど、ちゃんとやったほうがいいと思うよ? そうでしょ? ちゃんとやったら褒めてあげてもいいよ? いいと思います。それでいいと思う。そう思います。はいはい。
自分と違う考えや感覚を、病的なものや未熟なものと思い込んでいるあなたのほうがずっと重症だね。序列ばかり気にしていて自分の方が上で、誰もが自分を褒めてくれないと生きていけないんだよね? そうしない人間にはカウンセリングと称して誹謗中傷を行って喚き散らすんだね。現実から目を逸らして逃げてるんだね。嫉妬してるんだね。ちゃんとやればいいじゃん。無理そうだったら休憩したりやめてもいいんだよ? チャレンジしてみたらどうなの? いい加減にさぁ?
これは相当時間かかりそうだね。いや、時間をかけてももう手遅れかw ごめんねw
……話が逸れました。これもこのブログの持ち味ですけどね。
「行きたくない」「やめたい」と思ったときがカウンセリングのやめどき!
この記事をクリックして、ここまで読んだほとんどの方は「行きたくない」「やめたい」と思っていると思うんですよね。
それに対するわたしの応答は、「いますぐやめよう!」です。
わたしはいま、もっと早くやめるべきだったと強く後悔しています。「やめてどうする?」と思うかもしれませんが、「次の一手」を考えるよりも先にやめた方がいいと思います。
カウンセリングに対して嫌な気持ちを持っているというのは、たいていの場合、悪影響があるということ。自分の感覚は正直です。そして頭で考えたことよりもたいてい正しいです。
希望的観測だけでなく、悪化するリスクも検討してみてください。いまの日本で行われている臨床心理士のカウンセリングのほとんどは無意味で効果がないものなので、すぐにやめたほうがいいと思いますし、カウンセリング以外の手段を考えた方がいいです。
その具体的な手段は人によって変わってきますが、なるべく心を落ち着かせ、内なる声に耳を澄ませると、少しずつ聞こえてきます。「自分がやりたいと思うこと」に大きなヒントがあると思います。
自分の場合で具体例を挙げると、まず「ゆっくりと休むこと」。これが一番大事。そして「好きな音楽を聴くこと」「文章を書くこと」。
とくに「書くこと」は大きく、いまもこのブログを書いていますが、それ以前にも紙の日記も書いていました。この方法は自分と相性が良かったのか、とても効果がありました。
逆にわたしは、日本の専門家による心理療法を全く信用していません。自分が試して効果があったのは、セルフEMDRくらい。これも一人で出来るものだし。
関連:【体験談】トラウマ治療に効果あり。自分でできるセルフEMDRをやりました
わたしの場合、臨床心理士が言っていたことは完全な間違いであり、誤診であり、実際にわたしを回復させたのは全く違うことでした。ああいう人達の言うことを信じてはいけません。
薬を批判する人も結構いますが、わたしの場合、薬で悪化するということはありませんでした。むしろめちゃくちゃ助けられてました。どうしようもないとき、心が落ち着かないとき、何も見えてこないときは、薬を飲むのが現状良いと思っていますが、これはかなり個人差が大きそう。薬は体質によって効き方が変わりますからね。これを判断するのも、自分の感覚が大事。感性が軽視され過ぎている。効いてるのか効いてないのか悪化してるのかは、結局自分にしかわからない。今の科学では「痛み」を測定できないようにね。日本の精神医療は、ひどく未熟なんですよ。
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初めての方は、ブログ下部におすすめ記事10選があるのでそちらもぜひ。